2020年10月23日金曜日

'20年10月のポートフォリオ

eMAXIS Slimオールカントリーの一部を売却し、
iシェアーズ米国債20年超H有(2621)を購入した。
結果、ポートフォリオが少し複雑になった。

自分のNISA/特定口座(380万円)は
eMAXIS Slimオールカントリーが80%
iシェアーズ米国債20年超H有が20%

妻のNISA/特定口座(118万円)は
eMAXIS Slimオールカントリーが80%
iシェアーズ米国債20年超H有が20%

自分の企業DC口座(55万円)は
野村DC外国株式インデックスFが100%

ETFは好みでないので、代替になる
非上場の投資信託が出たら乗り換えたいが、
背に腹は代えられない。

2020年10月17日土曜日

為替ヘッジ有りTLT登場

eMAXIS Slimオールカントリー以外に
特に欲しい物も無く退屈な日々を過ごしていたが、
久々に興奮できる商品が発表された。


デュレーションの長い長期国債は、
株式と負の相関関係があり、値動きも株式の
ヘッジに使えるレベルで大きい。
(一般的な債券インデックスは値動きが小さく、
 株式のヘッジには使いづらいものがほとんどだ)

従来も米国ETFにはTLTを筆頭に、
よりデュレーションが長くて値動きが
極端なEDVや、ややマイルドなVGLT等、
様々な長期国債のインデックスファンドがあり、
それらは国内証券口座からも取引可能だった。

しかし、株価下落のタイミングは円高に
振れ易い為、こうした米国ETFは円建てで見ると
思ったほど株式のヘッジにはならなかった。

一方で国内の長期国債ファンドはあまりに
経費率が高かったり、そもそも国内の利回りが
死んでいたりで使える物が存在しなかった。

そのような状況で、ファンドオブファンズでも
無いのに本家を下回る経費率で、なおかつ
為替ヘッジをしてくれるファンドが登場したのは
本当に驚いた。待ち望んでいたものが登場した。

細かいことを言うと、分配金を吐き出すETFより
非上場の方が好みだし、マーケットメイクも
対象外の為、乖離がかなり発生するだろう。
('20.11.13追記: マーケットメイク対象となった
 ことを確認した。めでたい。)
そもそも、歴史的な低金利の今になって
長期国債に手を出すのは狂気の沙汰だ。

しかし、劇薬だと分かっていたとしても、
この魅力的な鎮痛剤に手を出さずに過ごすのは
なかなか難しい。

リーマン後の長期債下落(2009年)に始まり、
FRBの政策金利引上げ(2018年)で終わる、
長期債にとっては比較的厳しい期間で
ACWIとTLTのバックテストを実施した所、
シャープレシオはTLTが43%の時に最大となった。
(リスクは42%低減、リターンは21%棄損)

これから債券には冬が訪れると考えているので、
ポートフォリオの4割をこのヘッジ有りTLTで
埋める気は全くしないが、2割程度なら
組み込んでみるのも面白いのでは無いだろうか。
(ちなみに20%のTLTでもコロナショックの下落を
 35%軽減出来ている)